「三浦半島の生物」カテゴリーアーカイブ

ぽかぽか陽気に誘われて!

今日はとても暖かく、4月並の気温のようです。
山の中をいつものように歩いていると、汗ばむほどでした。

この陽気につられて、この小さな溜め池の中には、ヤマアカガエルが産卵のために一度冬眠から目覚めて、お相手が来るのを今か今かと、水中で微動だにせず待っていました。
まだ卵塊は確認できなかったので、これから数日暖かい日が続くと、この場所だけでなく、いろいろな溜め池でカエル合戦が観られるかもしれません。

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アキアカネ!

週末、湿地の復田作業中に見つけました。
アキアカネというトンボです。

この日も寒かったので、この丸太にしばらくとまって身体を温めたら飛び立ち、しばらくするとまたこの丸太に帰ってくるということを何度も繰り返していました。
他にも10頭ほど飛び回っていました。
普段は飛び回っていてじっくり観察することはできないのですが、今回は1歳児がチョンと触れるほど動きが鈍くなっていたので、ゆっくり観察をすることができてとてもラッキーでした。

この丸太は散策路を補強するために使用しようと思っていましたが、今回はアキアカネのためにこの丸太はそのままにしておいて、次回使用することにしました。

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クモの巣!

春~秋にかけて林の中を歩いているとイライラするのが、「クモの巣」。
やけにしっかりと張られているものもあったりするので、いつも木の棒でクモの巣を壊しながら歩いていました。
でも最近は寒くなってきたので、クモも活動が鈍くなり、林の中を歩いていてもあまりクモの巣にかからないようになってきたので快適に歩けます。
毎年このクモの巣の増減によって季節の移り変わりを感じています。
クモの巣は柔らかいのに強いので、いろいろな手法で集めてバイオリンの弦にしたり、シルクの繊維にしたりする研究もあるそうです。
生き物の知恵を人間が有効利用していて素晴らしいと思いました。

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マコモダケ!

田んぼ脇にマコモというガマに似た植物が生えています。

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この植物は高さが2m近くにまで生長し、夏が終わるこの時期になると、根元の茎が肥大してマコモダケという食材になります。

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見た目はただの茎なのに、食べてみるとクセはほとんどなく、柔らかい筍のような歯触りでほんのり甘くて美味しいのです。
初めて食べたときはビックリしました!
まだ出始めなのかあまり収穫できませんでしたが、収穫時期が短いので、また探しに行ってみます。

そして、マコモの葉にカマキリの頭だけがある!と思って近づいてみると、体全体がカマキリの頭そっくりのクモでした。
よく似ていたので驚きました。

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大量!

7月4日(月)に沢山池でザリガニ駆除大作戦を行いました。
前日に池の水が、抜けたことにより、池の中にいた大量のアメリカザリガニが、姿を現しました。池に続く川の上流の堰では、養殖場のような状態に。
これらのザリガニを網などで捕獲しましたが、直ぐにバケツが、いっぱいに。
2時間ほどで約70kg、約2500匹を捕獲しました。
どれも立派な”マッカチン”。
マッカチンとは、赤く大きなザリガニのことをいいます。
今まで見たこともない、手のひらに乗らないような20cm近くの個体も多く捕まえました。


しかし、まだまだ取りきれていないのが現状であり、今後もこのような捕獲は行っていく予定です。

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有害鳥獣捕獲について

最近、イノシシがたびたび三浦半島に出没し、話題に上がっています。

三浦半島はもともとイノシシやシカなど大型哺乳類の分布域でしたが、明治以降獣たちと人の均衡が崩れ、現在に至っています。

大型獣との軋轢を忘れていた三浦半島の人々は今回の一件で大いにパニックになり、有害鳥獣捕獲をする運びとなってしまいました。

有害鳥獣捕獲は、加害個体を捕獲した後、被害を避けられる場所に放獣するのが通例ですが、今回葉山で使われている猟具は“くくりワナ”です。

これでは運搬して放獣することは不可能で、現状でも捕獲された個体は殺されています。

そもそも鳥獣保護法に基づくもので、“被害の状況及び被害防除対策の実施状況を的確に把握し”“被害防除対策によっても被害が防止できないと認められるとき”許可されるものです。ところが、今回は鳥獣保護法を遵守しない異例の駆除となり、初動を見誤ったためにおきた悪しき前例になりました。

生物多様性に富んだ暮らしを望むのであれば、彼らがもたらす弊害とも共存をする相当の覚悟が必要です。それでも、森を歩くと獣たちの暮らす息吹が感じられる、狸と化かし合うことが出来る世界に、豊かさを覚えませんか。