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三浦半島の野鳥

オオバヤシャブシの実とマヒワ

1月9日の朝、湘南国際村めぐりの森で冬鳥のマヒワの群を観察しました。

マヒワは数十羽でオオバヤシャブシの木に群がっていました。マヒワの目的は球果(きゅうか)と呼ばれるオオバヤシャブシの松ぼっくりのような実です。

オオバヤシャブシの球果
オオバヤシャブシに群がるマヒワ(1月9日)

マヒワたちは先のとがった嘴で球果の隙間から種子を取り出して食べるのに夢中でした。ここにはオオバヤシャブシがたくさんあるので少し前から滞在しているようです。

オオバヤシャブシの種子を食べるマヒワの雄(1月14日)

オオバヤシャブシは伊豆七島などでは火山地帯に生えるパイオニア植物(やせ地に最初に生えてくる先駆者)として知られています。湘南国際村はかつてゴルフ場として表土を削られた場所なのでオオバヤシャブシをはじめ、アカメガシワやカラスザンショウなどのパイオニア植物が多く見られます。