10月17日と18日、横須賀市との市民協働モデル事業「外来生物バスターズモデル事業」として野比自然池を覆っていた外来植物「オオフサモ」の駆除活動を行いました。
オオフサモはアマゾン川原産で、日本には鑑賞用や緑化目的で導入されました。
茎だけで増殖する無性生殖をするため繁殖力が強く大増殖し、水面を覆ってしまう水草です。
外来生物法で移動や販売、栽培が禁止されている特定外来生物に指定されています。
オオフサモが繁茂して水面を覆ってしまうと在来植物を圧迫するだけでなく、水面を利用するトンボなどの水生昆虫が生息できなくなったり、溶存酸素が低下して水質が悪化したりしてしまいます。
オオフサモはミゾソバと絡まり厚いマット状になっていて、抜き取って運び出す作業は大変な作業でした。
ですが、多くの方のご協力もあり水面を覆っていたオオフサモのほとんどを除去でき、水面が見えるようになりました。
しかしながら、完全に除去することはできなかったため、また増殖してしまうことが予想されます。
今後の様子を見守っていきたいと思います。
今回の作業にご協力いただいたボランティアの皆様、横須賀市職員の皆様、ありがとうございました。