NPO法人三浦半島生物多様性保全 2021年12月発行のリーフレット
生き物の量も質も高められるように気を配りながら
三浦半島の里山は、元来湿地だった谷戸の環境を数千年前に手作業で水田にした「谷戸田」を中心に形作られています。
わずか50年あまりで谷戸田のほとんどが失われました。地域で絶滅危惧種になった多くの生物が、この半自然的な環境を依り所にしていた生き物です。私たちは、かつてそうであったように、人と野生生物が共存し合える里山を着実に復元していきます。
三浦半島の谷戸で象徴的だった猛禽類にサシバがいます。田んぼのカエルやヘビやバッタを食べる渡り鳥です。もし再びサシバが繁殖するようになれば、里山の生態系がしっかりと再生された証になるでしょう。
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三浦半島の保全サイト
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